- インプラント
- インプラントのメリット
- インプラント・入れ歯・ブリッジの違い
- 静脈内鎮静法による“リラックスした”インプラント治療
- 当院のインプラント治療の特徴
- 他院で「骨が足りない」と言われた方へ
- インプラントで入れ歯がもっと快適になる「インプラントオーバーデンチャー」
- インプラント治療の流れ(2回法)
- 安心してインプラント治療を続けるために
インプラント

インプラントは、失った歯の部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療方法です。天然歯に近い見た目と噛み心地を再現できるだけでなく、周囲の健康な歯を削ったり負担をかけたりする必要がないのが大きな特長です。
世界的な臨床成績として、インプラントの10年生存率96%、20年生存率93%という報告もあり、適切に計画し施術、管理を行うことで入れ歯やブリッジよりも良好な成果が得られます。
欠損した歯を補う役割以上に周囲の歯を失わないための予防的な治療として位置付けることができます。
インプラントのメリット
天然歯に近い噛み心地
インプラントは、人工歯根を顎の骨にしっかり固定するため、天然歯に近い感覚で噛むことができます。
硬い食べ物でもしっかり咀嚼でき、長期的に食事を楽しめます。
また、発音の安定にもつながり、会話も自然になります。
自然な見た目
人工歯(上部構造)は、患者さまの歯の色や形、かみ合わせに合わせて作製します。そのため周囲の歯に馴染みやすく、見た目も自然で違和感がほとんどありません。
周囲の歯を守れる
ブリッジや部分入れ歯では、失った歯の両隣を削る必要がありますが、インプラントはその部分だけを治療します。
健康な歯を削らずに済むため、他の歯への負担やダメージを最小限に抑えることができます。
インプラント・入れ歯・ブリッジの違い
インプラント

メリット
- 天然歯と変わらない噛み心地
- 審美性に優れている
- 周囲の歯を削る必要がない
- 他の歯を支えにしないため負担がかからない
- 発音・発語に影響が出ない
- 歯槽骨の吸収を防ぐ
デメリット
- 保険適用外で費用が高い
- 外科手術が必要
- 治療期間が長い
- 適応できる症例が限られる
入れ歯

メリット
- 保険適用の素材なら費用を抑えられる
- 治療期間が比較的短い
- 自費なら自然な見た目を再現できる
- 幅広い症例に対応できる
- 取り外せるので清掃がしやすい
デメリット
- 噛む力が弱くなる
- 装着時に違和感・不快感が出やすい
- 歯槽骨が痩せていく
- 保険の入れ歯は見た目が不自然になりやすい
ブリッジ

メリット
- 保険適用の素材なら費用を抑えられる
- 治療期間が比較的短い
- しっかり噛める
- 自費なら自然な見た目を再現できる
- 取り外し不要で管理が楽
デメリット
- 健康な歯を削る必要がある
- 支えの歯に大きな負担がかかる
- 歯槽骨が痩せていく
- 歯ぐきとの隙間に汚れが溜まりやすく歯周病リスクが高まる
- 支えの歯がないと適用できない
静脈内鎮静法による“リラックスした”インプラント治療
インプラント治療に対して「怖い」「不安」「音や振動が苦手」といった理由で踏み出せない方は少なくありません。当院では、そうした不安を和らげ、より快適かつ安全に治療を受けていただくために「静脈内鎮静法(セデーション)」を導入しています。(保険適用外)
歯科麻酔の専門医に依頼いたしますので、日程は別途ご相談いただく必要があります。
静脈内鎮静法とは?
静脈内に鎮静薬を点滴し、意識はあるまま眠っているようなリラックス状態で治療を受けられる方法です。全身麻酔とは異なり、自発呼吸もでき、入院の必要がありません。そのため、身体への負担が少なく、日帰りでのインプラント手術が可能です。
こんな方におすすめ
- 歯科治療に対する強い恐怖心や苦手意識がある方
- インプラント治療に緊張や不安を感じる方
- 持病があり、ストレスによる悪化が懸念される方
- 「気づいたら終わっていた」くらいの感覚で手術を受けたい方
より安心・安全な治療のために
インプラント治療は局所麻酔だけでも可能ですが、手術に伴う不整脈・血圧変動・低酸素などのリスクに備えるためにも、静脈内鎮静法の選択は有効です。当院では患者さまのご希望やご体調に合わせ、最適な麻酔方法をご提案いたします。
当院のインプラント治療の特徴
当院では、患者さまが安心してインプラント治療を受けていただけるよう、設備・技術・体制を整えています。難しい症例にも対応可能な精度の高い治療をご提供しています。
※インプラント治療の専門医による診療日を設けておりますので担当医へご相談ください。
① CTによる立体的な診断と治療計画
インプラント治療には骨の厚みや神経の位置を正確に把握することが欠かせません。
当院では歯科用CTを用いて顎の骨の状態を立体的に診断し、安全性・確実性の高い治療計画を立てています。
② サージカルガイドを使用した安全な埋入手術
CTデータをもとに作成した「サージカルガイド」を使用することで、インプラントを適切な位置・角度・深さに正確に埋入できます。
手術時のリスクを減らし、術後の違和感も最小限に抑えます。
③ 世界的シェアを誇る「アストラインプラント」システムを採用
当院では、信頼性・実績ともに高い「アストラテックインプラント」(スウェーデン製)を採用しています。骨との結合性が良く、長期的に安定した治療結果が期待できます。
④ 安定性と安全性を重視した「2回法」に対応
インプラント体を埋めた後、しっかりと骨と結合する期間(治癒期間)を設けてから人工歯を装着する「2回法」を基本としています。治療精度が高く、インプラントが長持ちしやすい治療法です。
⑤ 抜歯即時埋入・即時荷重にも対応可能
条件が合えば、歯を抜いたその日にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入」や、手術直後に仮歯を入れて見た目や噛む力を保つ「即時荷重」にも対応しています。治療期間を短縮したい方にも選ばれています。
⑥ 難症例にも対応、骨が足りない場合の骨造成も実施
顎の骨が少なくそのままではインプラントができない方に対しては、GBR(骨再生誘導法)、ソケットリフト、サイナスリフトなどの骨造成術も行っています。他院で断られた方も、ぜひ一度ご相談ください。
他院で「骨が足りない」と言われた方へ
歯を失って時間が経つと、顎の骨は少しずつ痩せていきます。その結果、「骨が足りないのでインプラントはできない」と言われたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、当院では骨を再生させる「骨造成治療」を行うことで、インプラント治療を可能にできる場合があります。
【GBR(骨誘導再生法)】
失われた骨を再生させることで、インプラントがしっかり支えられる土台を作る治療です。
歯周病や抜歯によって骨の厚みや高さが不足していると、インプラントを安定して埋め込むことができません。そうしたケースで行うのが「GBR(Guided Bone Regeneration)」です。
この治療では、骨を増やしたい部位に人工膜(メンブレン)を被せ、その下に人工骨や自家骨を詰めて、骨の再生を促します。治癒にはおよそ6か月ほどかかりますが、しっかりと骨ができることで、インプラントを安定して埋入できるようになります。
症例によっては、インプラントの埋入と同時にGBRを行うことも可能です。骨不足で治療を断られた方も、まずは一度ご相談ください。
【サイナスリフト】
上顎の奥歯に骨の厚みが足りない場合に行う、広範囲な骨造成術です。
上顎の奥歯部分には「上顎洞」という空洞があり、この部分の骨が薄いとインプラントが埋め込めないことがあります。サイナスリフトは、そのような場合に行う骨造成法です。
専用の器具で上顎洞の粘膜(シュナイダー膜)を持ち上げ、その下に人工骨や自家骨を補填して骨の再生を促します。治癒にはおよそ6か月ほどかかりますが、広範囲に骨を再生できるため、難しい症例にも対応可能です。
メリット
- 骨の高さが非常に足りない場合でもインプラント治療ができる
- 広範囲に骨を増やすことができ、複数歯の治療にも対応
- 手術部位をしっかりと確認しながら治療ができるため、より安全
デメリット
- 治療期間が長くなる
- 手術による身体的負担や治療費が大きくなる場合がある
【ソケットリフト】
比較的骨が残っているケースに適応される、体への負担が少ない骨造成法です。
ソケットリフトは、上顎の奥歯部分の骨の厚みが5mm以上10mm未満の比較的軽度な骨不足の場合に行われます。
口の中からインプラントの穴を開け、その奥にある上顎洞の粘膜を優しく押し上げ、そこに人工骨などを充填して骨の再生を促します。4〜5か月ほどで新しい骨ができあがります。
骨の状態がよければ、インプラントの埋入と同時にソケットリフトを行うことも可能です。
メリット
- 体への負担が少なく、術後の腫れや痛みが抑えられる
- 条件が整えば、インプラントの埋入も同時にできるため治療期間が短縮できる
- サイナスリフトよりも治療が簡便で、ダウンタイムが少ない
デメリット
- 適応できる症例が限られる
- 単純なインプラント治療より費用がかかる場合がある
骨造成によって、これまでインプラントが難しいとされていたケースでも治療の可能性が広がります。
骨の状態は患者さまごとに異なるため、まずは一度、歯科用CTによる精密検査を受けてみてください。
インプラントで入れ歯がもっと快適になる
「インプラントオーバーデンチャー」
インプラントオーバーデンチャーは、すべての歯をインプラントで補うのではなく、顎の骨に数本のインプラントを埋め込み、それを支えに入れ歯を固定する方法です。総入れ歯や部分入れ歯と比べ、入れ歯の安定感が大きく向上し、装着時のグラつきやズレがほとんどなくなります。
この治療により、噛む力が格段に高まり、硬い食べ物もしっかり咀嚼できるようになります。
また、入れ歯特有の違和感や外れやすさから解放され、会話や食事の際のストレスも軽減されます。
入れ歯が合わない、外れやすい、食事がしづらいといったお悩みがある方はお気軽にご相談ください。
インプラント治療の流れ(2回法)
STEP 1カウンセリング

専用のカウンセリングルームで、まずは患者さまのお悩みやご希望、不安な点をじっくりお伺いします。治療の方法や流れ、期間、メリット・デメリットについても、わかりやすい言葉で丁寧にご説明いたします。
専門用語はできるだけ使わず、納得していただけることを大切にしています。
STEP 2診査・診断
お口の状態を詳しく検査し、インプラント治療が適しているかどうかを判断します。
歯周病の有無や歯・骨・歯ぐきの状態を確認し、歯科用CTで顎の骨の厚みや神経・血管の位置まで3D画像で正確に把握します。
その結果をもとに、患者さまに最適な治療計画を立てます。
STEP 3治療計画の説明
CTデータを専用ソフトで3Dシミュレーションし、どの位置にどのようにインプラントを埋入するかを立体的に確認しながら治療計画を作成します。
治療内容や期間、費用、メリット・デメリットについても丁寧にご説明し、納得いただいた上で治療を開始します。不明点はお気軽にご質問ください。
STEP 4一次手術(1回目の処置)
顎の骨にインプラントを埋め込む外科手術を行います。歯ぐきを切開し、骨にインプラントを埋入後、仮のカバーを取り付けて歯ぐきを縫合します。
約1週間後に抜糸を行い、その後はインプラントと骨がしっかり結合するまで3〜6ヶ月ほど安静にします。歯ぐきを閉じるため感染リスクが低いのが特徴です。
STEP 5二次手術(2回目の処置)
インプラントと骨が十分に結合したのを確認後、再び歯ぐきを切開し、仮のカバーを外して人工歯と連結する「アバットメント」を取り付けます。
必要に応じて仮歯を装着し、歯ぐきの治癒を待ちます。
STEP 6人工歯の作製・装着
歯ぐきが回復したら精密に型を取り、周囲の歯と自然に馴染む人工歯(上部構造)を作成します。完成した人工歯をアバットメントに装着し、噛み合わせや見た目を最終確認して治療完了です。
STEP 7メインテナンス
インプラントを長く快適に使い続けるために、定期的なメインテナンスが重要です。専用器具でインプラント周囲をチェックし、クリーニングを行うことでトラブルの早期発見・予防に努めます。
メーカー保証の条件として定期メインテナンスの受診が必要な場合もあるため、継続した通院をおすすめします。
安心してインプラント治療を続けるために
インプラント治療を快適に長くご使用いただくためには、定期的なメインテナンスが欠かせません。メインテナンスを通じて、インプラント周りの状態を丁寧にチェックし、クリーニングを行うことでトラブルの早期発見と予防が可能になります。
また、メーカー保証を受けるためにも定期的な通院が必要です。
当院では、患者さま一人ひとりに合わせたケアプランを提案しておりますので、治療後も安心してお任せください。